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仏事とわれがたり その六
監修―安田 元慶
長い間、演舞場通りで親しまれてきたYビルこと、安田松慶堂の銀座本店が移転することになりました。名残を惜しみ、雪月花の三人娘は店を訪れます。
美雪 銀座とは思えない、静かでぜいたくな空間ともお別れね。
月子 一階から二階の吹き抜けになっているのも、昭和レトロで好きでした。
花 二階の仏壇のショール―ムの品ぞろえはいつ見ても圧巻!これだけの数の仏壇が移動するとなると大変そうですね。
安田 現店舗の整理と新店準備を並行して進めているので、スタッフみな右往左往しています。
美雪 普通の家の引っ越しでも、仏壇の移動は大変ですものね。移動だけではなく、処分をする場合もありますし。親戚で、子どもがいない家の人が亡くなったとき、仏壇だけが残されていたんです。どうするのが正しいか、親戚一同集まって悩んでいました。
安田 そういった仏壇じまいについては、毎日のようにご相談をいただいています。少子化・核家族化になると必然的に仏壇を引き継ぐ方も減っていくわけですから。 |