四丁目の交差点に立つ和光。時計塔を戴くクラシカルな建物は銀座の永遠のシンボルです。もともと昭和七年に服部時計店として建てられましたが、昭和二十二年に服部時計店の小売部門が和光として独立。昭和二十七年から、この建物で営業を始めました。
扱う商品は時計、ジュエリー、ファッション、インテリアなど。いずれの分野でも世界中から選りすぐった一流の品だけをそろえ、本物を求める顧客から厚い信頼を得ています。
今、注目されている商品が、二階の「ジュエリースクエア」に並ぶアショカダイヤモンド。八年前の登場以来、その人気は年々高まっています。
アショカダイヤモンドの歴史は九〇年代にインドで発見された古代の大粒ダイヤモンドに始まります。このダイヤモンドの独自のカットに魅せられたニューヨークの名門宝石商、ウィリアム・ゴールドバーグがカットを徹底的に分析し、現代によみがえらせることに成功しました。特徴は直線的で細長いカットと丸みを帯びたカットを組み合わせることで生まれる、比類のないきらめきと透明感です。
アショカダイヤモンドのルース(裸石)は日本では和光だけが直接の買いつけを許され、デザインから製作までを一貫して手がけています。服部時計店時代からジュエリーを作りつづけてきた伝統の技が駆使されています。
この秋には新シリーズ「ASHOKA KYO」も登場しました。 “明鏡止水“から発想を得て、アショカダイヤモンドは澄んだ水面の美しさを、磨きあげられたプラチナまたはゴールドが曇りのない鏡を表現。澄み切った輝きは高揚感をもたらします。
極上のダイヤモンドを価値ある一生もののジュエリーに。歴史に培われた美意識と職人技を持つ和光だからこその仕事です。 |