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■GINZA拝見


今月号に掲載されている記事です。銀座にいらした際には、是非、お立ち寄りください。
「銀座百点」は、その他にも銀座のかおりが漂う記事がたくさんあります。興味をもたれた方は、是非、定期購読をご検討ください。

南蛮銀圓亭
銀座5-4-8
南蛮銀圓亭

小川軒、胡椒亭、そして銀圓亭。西洋料理店の名店の流れを汲み、南蛮銀圓亭は十二年前に開店しました。「日本人の舌に合う洋食」として、懐石料理ふうにオードブルと呼ぶ小皿料理からメインへという流れで提供されます。

写真は、秋のステーキディナーの一例。シェフお任せのオードブル四皿とミニッツステーキ、ほかにスープとサラダ、ライス(またはパン)とデザート・コーヒーのセットです。オードブルは左からポルチーニのクリーム煮、蛤のショロンソース、チキンとオレンジのサラダ、旬の魚のカルパッチョ(この日は真鯛)。魚介が多いのは、かつては河岸に揚がった旬の魚を見て洋食に合うものを選び、メニューを考えていたから。

小川軒からキャリアを重ねてきた吉田登料理長によると、もともとはお酒を飲む方にお通しとして提供していた料理が名物となったとか。

「いわば、“大いなるマンネリ”かな」と語る吉田料理長にとって、特に思い入れが深いのは、四十年以上つくり続けてきたというチキンとオレンジのサラダ。風味づけのオレンジピールとオレンジの果実、キュラソーは初期より高品質に、かつて茹でていたチキンも蒸すことでよりやわらかくと改良を加えてきました。小さな料理にもかかわらず繊細な奥行きが感じられるオードブルにはファンも多く、常連の中尾彬氏は蛤のショロンソースがご贔屓です。

ミニッツステーキをはじめ、南蛮銀圓亭の和牛は精肉専門業者のもとで一ヵ月間熟成。その肉塊から余分な筋や脂を細かく外し、料理に使います。薄切りにした肉にさっと焼き色をつけ、一口サイズに切り分けるのがミニッツステーキです。箸にとったら、しょうゆと和辛子をさっとつけ温かいごはんにのせて食べるのが吉田料理長のおすすめ。かつての常連客だった、しょうゆメーカー社長の提案が採用されたという裏話も添え、教えてくれました。

料理とともに、温かなもてなしも常連客の心をとらえています。代官山小川軒で数十年間サービスを経験後に移籍した七尾英次副支配人は、以前よく来店していたという樹木希林さんと、今夏の百点対談を機に再会しました。

「お見送りした際に、『懐かしかった、またくるわね』と笑顔でおっしゃって……わたしどもにとって、お客さまの笑顔がいちばんの財産ですね」

洋食というどこか懐かしさと親しみを感じる味に、自然と笑顔が生まれる南蛮銀圓亭です。

ミワ
銀座6-7-2
ミワ

みゆき通りで半世紀以上営業を続ける宝石専門店・ミワ。取り扱う宝石の品質の高さと、ダイヤモンドのエンゲージリングを国内に広めた店として知られています。自社の熟練バイヤーがベルギーやインドなどから買いつけるハイクラスの宝石を国内の職人が繊細な指輪やネックレスにつくり上げます。

宝石は時代を超えて女性を美しく飾るもの。ミワではリフォームにも力を入れています。三世代にわたるお客様も多く、祖母から譲り受けた宝石を婚約者に贈るため、リフォームを依頼する男性もいらっしゃいます。

エンゲージリングの宝石は、昔も今もダイヤモンドが最も人気がありますが、お客様の中にはサファイアやルビーなどの色石を選ぶ方も。

「専門店として多様な宝石を取りそろえているので、お一人お一人に似合う色の石をお勧めできます」とは三輪晃久社長。

さて、ミワは来年二〇一九年に、二つの節目を迎えます。初代・三輪豊照氏が宝石・貴金属取扱業への志を立てた「志業」から百十五年、現在地に店舗を構えて五十五年。これに合わせ、ラグビーワールドカップ二〇一九日本大会のオフィシャルライセンスを取得しました。宝石専門店ならではの技術を駆使した七つのオフィシャルグッズを製造、販売する予定です。

中でもピンブローチは秀逸です。シルバーの地金に、富士山とライジングサンをモチーフとした公式マークを職人が手作業で彫刻しました。つや消しの「マット」、光沢の「ミラー」、富士山の山頂にパールをあしらった「パール富士」、同じくダイヤモンドをあしらった「ダイヤモンド富士」の計四種類があり、胸元を彩ります。

ラガーマンでもある三輪社長は、ワールドカップを銀座の街でも盛り上げたいと、ストリートラグビーなどのイベントも企画中だとか。公式マークと「GINZA」の文字をプリントしたトートバッグの販売計画もあります。

銀座を拠点としつつ、多様な販路があるのもミワの特長。陸・海・空での販売も目標にしています。

「銀座で長く宝石業を営んできた実績が信頼につながっています。今後は宝石をファッションとして打ち出し、若い方々にも高品質の宝石のよさを知っていただきたいですね」

節目の年を控え、さらなる宝石の魅力を発信すべく、意気が揚がります。

(撮影:大森ひろすけ)



※銀座百点は1冊からでもご購入が可能です。
お申し込み方法は、切手にて1冊348円として、ご希望の号・部数・お名前・ご住所をご記入の後、代金分の切手を同封の上、下記の宛先までお送り下さい。ただし切手は500円以下のものをご利用下さい。
送付先 〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目8番20号 銀座コアビル8階
お問い合わせ TEL:03-3571-6860

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